VMWare ESXi 6上に構築され、ネットワーク組み込み前のCentOS 8サーバをネットワーク組み込みします。
CentOS 8では、NetworkManagerサービスが有効であることが前提となります。

はじめに、オペレーションに必要な情報をまとめます。この情報は、環境によって異なります。

最低限必要なのは、これだけ。
今回はrootではない一般のOSユーザを作成する処理を含むため、追加で下記の情報が必要です。

情報が整理できたら、オペレーションを開始します。

起動済み仮想マシンに、ESXiホストのコンソールからログインする。

はじめに整理した情報を使い、一般OSユーザを作成する。

# useradd -g users pichi
# passwd pichi
Changing pasword for user pichi
・・・

rootユーザによるリモートからのssh接続(コンソール接続ではない)を拒否する。
ネットワーク組み込み前のセキュリティ対策になります。

# vi /etc/ssh/sshd_config
下記を修正する。
【修正前】PermitRootLogin yes
【修正後】PermitRootLogin no

修正後、sshdの設定を反映します。

# systemctl restart sshd

ここから、ネットワーク組み込み手順です。
ネットワークインターフェース名を確認します。今回の例ではens160です。

# ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> ・・・
・・・
2: ens160: ・・・state DOWN・・・
・・・

ネットワークインターフェースens160用の設定ファイルを作成します。
一般に、設定ファイル名は/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-インターフェース名となります。
ここで必要になる情報は、はじめに整理したIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイです。

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens160
DEVICE=ens160
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
NETMASK=255.255.255.0
IPADDR=192.168.10.240
GATEWAY=192.168.10.1
USERCTL=no

設定ファイルを、OSへ反映します。

# nmcli connection reload

ここからは、ESXi上のオペレーションになります。サーバへLANケーブルを挿入する作業を、仮想的に行います。

今回対象サーバの右クリックメニューから[設定の編集]を選択する。


ネットワークアダプタの[接続]をチェックし、[保存]。

ここからは、コンソール上のオペレーションになります。ネットワークインターフェースのリンクアップを確認します。

# ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> ・・・
・・・
2: ens160: ・・・state UP・・・
・・・
    inet 192.168.10.240/24・・・
・・・

ゲートウェイ宛にpingの疎通が可能なことを確認します。

# ping -c 3 192.168.10.1
PING 192.168.10.1 (192.168.10.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.662 ms
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.561 ms
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.354 ms
・・・

OS再起動後、自動でネットワーク組み込みされることを確認します。

# systemctl reboot
(再起動待ち)
# ping -c 3 192.168.10.1
・・・

ゲートウェイが所望の設定であることを確認します。

# ip r
default via 192.168.10.1 dev ens160 proto static meteric 100
・・・

teratermなどで、リモートssh接続を試みます。
一般OSユーザは接続可能、rootユーザは不可能となれば、意図した挙動です。
下記は、Windowsのコマンドプロンプトからsshを試した例です。